演奏会レポート2018

オータムコンサート2018

日本で一番有名なテーマパークである、東京ディズニーリゾートが開園35周年を迎えたのにあわせ、オータムコンサート2018はディズニーをテーマにした演奏会になりました。

第1部は「ファンタジア2018」と題し、ディズニー映画「ファンタジア」に使われている曲を3曲演奏しました。「ファンタジア」と聞くと、青い三角帽子をかぶったミッキーをイメージされる方が多いかもしれません。ですが、映画の中でそのミッキーが出演するのはほんの一部。2時間近くある映画に8曲のクラシック曲が詰め込まれた、「見るコンサート」のような映画です。

その中から今回茨吹が演奏したのはこちら。

♪トッカータとフーガ
♪くるみ割り人形より 
 ・金平糖の踊り
 ・中国の踊り
 ・葦笛の踊り
 ・アラビアの踊り
 ・トレパーク
 ・花のワルツ
♪魔法使いの弟子

くるみ割り人形は特によく耳にするメロディーも多く、映画「ファンタジア」を見たことがない方にも楽しんでいただけたのではないかと思います。ミッキーが登場する場面でも有名な「魔法使いの弟子」は、ミッキーの可愛らしさとは裏腹に大変難曲で、団員たちが最後まで必死に練習していたのが印象的でした。

第2部は、茨木市立中学校選抜バンドの皆さんによる演奏でした。

一生懸命演奏する姿に、吹奏楽を始めた頃の自分を重ね合わせて見ている団員もおりました。中には、大人顔負けの演奏を披露する中学生も。茨吹の団員の中には、中学生時代にこの選抜バンドでの演奏を経験したメンバーもいます。茨吹の演奏者として、彼ら、彼女らと一緒に演奏できる日が来るのが楽しみです。

第2部と第3部の休憩の間、ゲストの皆さまにお手伝いをお願いするアナウンスがありました。団長の説明の元、皆さまのスマートフォンにちょっとした魔法をかけたのです。客席では団員たちが説明スタッフとして駆け回り、操作のお手伝い。「こんなに近い距離でお客さんと話す機会はめったにないので、なんだか楽しかったです」と話してくれる団員もおりました。

さあ、この魔法の仕掛けがどうなるかは、第3部が“開園”してからのお楽しみ……

第3部は「音楽があふれる夢の国」 イバスィーランドの開園です!東京ディズニーリゾートの開園35周年に加え、オータムコンサートが開催された11月18日は、ミッキーマウスとミニーマウスの90回目のお誕生日。ゲストの皆さまに配布された「TODAY」を見ながらパークを一周し、2つのアニバーサリーを盛大にお祝いするステージとなりました。

オープニングは「イバスィーランドバンド」によるミッキーマウスマーチの演奏。マーチング用の打楽器やスーザフォンも使い、客席の通路を手を振りながら歩いて入場し、本家さながらのパフォーマンスを披露しました。手を振り替えしてくれたり、ハイタッチしてくれるお客様もいらっしゃり、とても楽しかったです。

35周年をお祝いするテーマソング「ブランニューデイ」のほか、「ディズニーファンティリュージョン!」と「ディズニー・ヴィランズメドレー」でディズニーの世界観を楽しんでいただいたほか、各パートによるアンサンブル演奏で、イバスィーランドをぐるっと周りました。パートごとに演奏したアンサンブルの曲はすべて、この演奏会のためだけに、当団の常任指揮者である白水大介先生が編曲してくださったものです。どのパートも、みんなで集まって練習している姿が印象的でした。

ディズニーランドの夜のお楽しみといえば、やっぱりパレード。当団の首席常任指揮者の中原正行先生がミッキーと同じ魔法の帽子をかぶり、魔法をかけると、「エレクトリカルパレード」がスタートしました。休憩時間にゲストの皆さまにかけた魔法も、ここで発動!

スマートフォンの画面の色が曲に合わせてカラフルに変わり、ゲストとキャスト、イバスィーランドにいる全員が一体となって素敵なパレードを作ることが出来ました。この魔法のシステムは、当団団長が自ら考案し開発したもの。仕組みが難しくて、説明されても私にはよく分からなかったです……まさに魔法!笑

一晩限りのテーマパーク「イバスィーランド」、お楽しみいただけましたでしょうか?

茨木市吹奏楽団は、これからもお客様に楽しんでもらえるステージをたくさん作っていきたいと思っています。これからもぜひ、私たちの演奏会に足を運んでくださいね。

◆演奏曲目

第1部 ファンタジア2018
指揮:白水大介
♪トッカータとフーガ
♪くるみ割り人形より 
 ・金平糖の踊り
 ・中国の踊り
 ・葦笛の踊り
 ・アラビアの踊り
 ・トレパーク
 ・花のワルツ
♪魔法使いの弟子

第2部 茨木市立中学校選抜バンド
♪セドナ
♪アニメメドレー 久石譲作品集
♪マンマ・ミーア!

第3部 
指揮:中原正行
♪ミッキーマウスマーチ(by.イバスィーランドバンド)
♪ブランニューデイ
♪アンダーザシー(Cl.)
♪フレンドライクミー(Hr.)
♪ハイホー(Fl.)
♪ディズニー・ファンティリュージョン!
♪レイダースマーチ(Tp.)
♪チムチムチェリー(Perc.)
♪インペリアルマーチ(Tb.)
♪ディズニー・ヴィランズメドレー
♪ビビディバビディブー(Bass.)
♪ジッパディドゥーダー(Ob.&Fg.)
♪Mr.インクレディブル(Sax.)
♪メインストリート・エレクトリカルパレード

アンコール
♪星に願いを
♪ミッキーマウスマーチ(with 茨木市立中学校選抜バンド)

ふれあいコンサート

6月16日:生涯学習センターきらめき きらめきホール

ふれあいコンサートにお越しいただき、ありがとうございました!
今回の演奏会についても、小さなお子さんから大人のかたまで、たくさんのかたに楽しんでもらうことができたと思っています。
毎回、ふれあいコンサートで実施している「指揮者体験」は、いつもの中原先生の指揮とは違った演奏になるので、どんな演奏になるのか楽しみにしています。ただ、今回驚いたのは、三人目に指揮者を体験していただいたかたが、めちゃくちゃ指揮がうまくて、司会者が思わず「本職ですか?」と聞いてしまうほどでした。私自身、指揮をすることはとても専門的な知識が必要で振ることも難しいイメージでしたので、改めてすごいなと思いました。
指揮者体験を中心に、ふれあいコンサートはお客さん自身も演奏に参加していただけるいい演奏会だと思います。
しかし、今年度からはこのふれあいコンサート、年に一回だけの行事となってしまいました。
個人的に大好きな演奏会でしたので、少しショックです。が、市のかたのあいさつで、担当者から上司のかたに「予算要求をお願いします。」と言ってたので、少し期待しています。
次回、予定ではまた来年となるふれあいコンサートも楽しんでもらえるよう、力を入れて頑張っていきますので、これからもよろしくお願いします!!

スプリングコンサート2018

4月22日:立命館いばらきフューチャープラザ グランドホール

みなさん、こんにちは~。
今年の春はなんだか急に気温が下がったり、熱くなったりと過ごしにくいと感じる日が続いております。体調などは崩されていないでしょうか。

茨木市吹奏楽団は先日、スプリングコンサート2018を無事に終えることができました。
今年の曲もとてもハードなプログラムとなっておりましたが、団員一同、そしてご来場いただいたお客様皆様に十分に楽しんでいただけたのではないかと思っています。

今回のスプリングコンサートは、一部は白水大介先生、二部は中原正行先生に指揮をしていただきました。今回から、なんと、白水先生が茨木市吹奏楽団の常任指揮者となるそうで、今後ますます茨木市吹奏楽団に活気があふれていくのではないかと、楽しみにしております。

さて、一部の幕開けの前に、サックスアンサンブルによるマツケンサンバを披露しました。幅広い音域を受け持つサックスパートだからこそできるサックスパートのみでの演奏、幕開け前にふさわしい華やかな演奏でした。
そのあとにいよいよ第一部が始まります。白水先生がでてきて、お辞儀をして、奏者側のほうに振り向いた瞬間、オリエント急行が始まり、突然すぎてお客さんは驚いていたかもしれません。オリエント急行は最初華やかな場面から静かになり、打楽器や中低音楽器による記者の出発する様子、そこから走り出して、旅をするといったそれぞれの場面がわかりやすい曲で、とても楽しく演奏できました。
2曲目には不思議な旅という、全部で4つの楽章に分かれている小編成の演奏をしました。奏者が少ない編成ではありましたが、それでも最後には小編成とは思えないほど、ダイナミックな響きを残せたのではないかと思います。
一部の最後には、華麗なる舞曲。難しさに定評があり、団員一同必死に練習しました。どのパートも難しい。明らかに目立たない場面なのに難しい。速すぎて難しい。など、ほぼほぼ難しい要素しかない曲……しかし、スプリングコンサート本番にはしっかり茨吹サウンドをホールに響かせることができました。白水先生も思わず「よし!」っと言ってしまうぐらいに……
一部のあとには、幕間でOJB「おじさんブラス」によるUFOを演奏しました。奏者にはおじさん(ごめんなさい)しかいない中で、二人の若い女性によるダンスは、まるで本物のピンクレディが踊っているように見えたのではないのでしょうか。次回のOJBもお楽しみに(笑)

二部は中原先生の指揮による展覧会の絵全楽章!これがまたとてつもない大曲で、あの有名なトランペットのソロから始まる超難曲。なんといくつかの楽章は中原先生が自ら楽譜を編曲されております。そのため元あった楽譜と中原先生からいただいた楽譜で、私自身は楽譜が多すぎてどこ吹いてるかわからなくなることもしばしばありました。しかし、本番はしっかり吹けました(笑)最後の最後はもう壮大なエンディングで華やかに終わることができました。最後の一音鳴らした後、終わってしますのが惜しいぐらい心から楽しかったと思えて、本当に良かったです。

お気づきだと思いますが、語彙力を失ったスプリングコンサートのレポートになりましたが、本当に楽しかったのです。今回ご来場になられなかった方は、ぜひオータムコンサートにお越しください。(もちろんスプリングコンサートにご来場いただいた方もお越しください。)次はすべてディズニー!きっと楽しいステージとなるはずです。