激アツハードロック!!

今回は第3部のドラム奏者が、(スティックではなく)筆をとります!

第1部は、ほら吹きじいさんならぬイクメンじいさん(司会抜粋)の中原先生による、今年度のコンクールで金賞をいただいた『オリンピカ』と、そして『ハーリ・ヤーノシュ』を演奏いたしました。

チャイムが会場中に鳴り響き始まる『オリンピカ』ですが、コンクールからメンバーがほぼ同じで、約半年間の間練習を重ねてきました。
長い間チャイムを担当してくれた『チャイムの彼』 でおなじみの我がパートの頼もしい男子は、コンクール前も、そしてオータム前もとってもストイックに没頭し練習に励んでおりました!!
そのストイックさはパートを越え、今や団員のほとんどがご存知なのではないでしょうか。
『ハーリ・ヤーノシュ』はTACET(お休み)が多く、ツィンバロン(今回はマリンバにて演奏)のソロに釘付けでした。いつも素敵な鍵盤さばきを披露して下さる我がパートのお姉様、今回も本当に素敵なソロを披露して下さりました!
第2部は『茨木市立中学校選抜バンド』によるゲストステージ!
筆者は今回、中学校との連絡や打ち合わせ等の担当をしており、何度か選抜バンド練習にも参加させていただきました。
市内の中学校吹奏楽部から、各校数名ずつ選抜され結成されたこのバンド。実は筆者自身も中学2年生の頃、選抜バンドのメンバーとして茨吹のオータムコンサートに出演いたしました!
(ちなみに今ではもう恒例の選抜バンドのゲスト出演ですが、筆者が出演した年が選抜バンドがオータムコンサートに出演した最初の年なのだそうです。)オータムコンサートに出演するため、パート練習や合奏を何度も重ねてくださりました。初めて出会う仲間たちと緊張の中顔合わせをし、次第に打ち解け、部活とは違う新鮮で刺激のある日々だったことと思います。
練習を重ねるごとにメキメキと上達していく中学生の力に、筆者はとても可能性を感じ、感動しております。

当日の朝から緊張した様子でリハーサル。演奏はもちろん、入退場の練習も欠かせません。
本番直前まで緊張した様子でしたが、舞台に立つと堂々と、そして中学生らしくとても元気で緊張感のある素敵な演奏を披露してくれました!きっとお客様の心にも、頑張りが届いたことでしょう。
未来を担う中学生の皆さんに、ぜひ吹奏楽を続けてほしいなあ と思います。そして大人になったらぜひ茨吹へ!!

第3部では『スペシャルステージ~フェアウェルユーアイ~』と題しまして、タイトルを聞いても分からない、でも聴いてみたら知っている そんな洋楽の数々を演奏いたしました!

ドラムとエレキベースのコンビを『リズムセクション』と呼び、様々なジャンルで『バンドの心臓』の役割を果たしています。
暴れまくりな筆者のドラム、そして団長がかき鳴らすエレキベースのコンビでお送りいたしましたが、ご来場いただいた皆様いかがでしたでしょうか!?

我々コンビが最も気合いが入っていた激アツハードロックのナンバー、『ディープパープルメドレー』、こちらは【原曲に忠実に】をモットーに練習を重ねてきました。
筆者が演奏の参考にYouTubeで原曲や『叩いてみた』動画を聴き漁っていた時、「こんなんやりたい…!!!」と思い、エレキベースの相方に持ちかけてみたのが始まり。二人でバンドスコアから楽譜を落とし、あとはひたすら練習!練習!!練習!!!な日々を過ごしました。
やり切ることが出来たのは、エレキベースの相方を始め、周りの皆様がいつもあたたかく見守って下さっているおかげです。本当に本当に感謝しています。

さて、気合い十分な『ディープパープルメドレー』ですが、実は筆者の吹奏楽人生の節目節目で登場する『鍵』となる曲で、とても思い入れのある曲なのです。
一つ目の節目は筆者が中学生の頃。
部活動の先輩の引退ステージのメイン曲がこの『ディープパープルメドレー』でした。当時は、かっこいい先輩方に憧れ、いつも背中を追いかけていました。
二つ目の節目はこれまた筆者が中学生の頃。
先ほども書きましたが、筆者が中学生の頃に『茨木市立中学校選抜バンド』として茨吹と共演をした時に、茨吹の単独ステージである第3部で演奏していた曲が『ディープパープルメドレー』でした。
当時はエレキベース、エレキギター、そしてツインドラムのドラムバトルも交えた構成で迫力満載。かっこいい茨吹に憧れ、「高校生になったら絶対入団する!!!」と心に決めた演奏会でした。
そこから数年、今では茨吹の団員として、こうして演奏していることをとても誇りに思います。
こんなに大きな節目でまたこの曲と出逢えるなんて、筆者は本当に幸せ者です。

ユーアイホールの閉館という思い出の詰まった場所との別れと、新たな茨吹への旅立ち。
茨吹の活躍をずっと見守っていてくれたユーアイホールとの別れは、寂しさと同時に感謝の気持ちが。
そして今、新たな茨吹への一歩を踏み出す時、不安もありますが希望に満ち溢れています。

さあ、12月に予定されているクリスマスコンサートの練習がすぐに始まります。
次の演奏会も、お客様に楽しい音楽をお届け出来るよう練習を重ねますのでぜひぜひ皆様お越しください!